スプリットボード用バインディング「SPARK R&D」が店頭に入荷してきました。2015-16モデルは大きくモデルチェンジしたSPARKのバインディングのセッティングを早速してみました。
・SPARK PUCKS ¥12,000(税別) http://www.sidecarshop.com/item/14928.html
今期あらたに発売されたスプリットボード用インターフェース。Voile社と同じ規格で作られ、最大の利点はスタンスの角度が無段階で調整出来るという所です。アルミ製のディスクで作られ、剛性もあがっている様に見られます。また、センタリングも前後に調整がしやすくなっているので、今までのスタンスの自由度が少なかったVoileに比べて、スタンスがより自分の希望する場所や角度にセッティングする事が可能になりました。もちろんSPARK R&D以外のバインディングにもインターフェースとして使用出来ます。
パーツ自体は中に下記のパーツが同梱されています。
アルミ製のディスクの裏側とその下のプラスチック製のベースのアップ写真。黒いベースにはつま先用とヒール用があり、センタリングを細かく調整出来る様に、細かい溝が沢山入っています。
SPARK PUCKSをセッティングする方法は2種類あり、まずは1つ目の調整方法は下のガイドを使って調整する方法です。Voile規格のバインディグであればどのバインディングでもセット出来る方法です。Voileの調整ガイドに比べかなり細くしなる位のプラスチックパーツ。
このガイドにつま先側とヒール側のディスクをセットして、まずスタンスの幅をあわせてインサートホールを決めガイドをセット、ガイドの真ん中の穴にスプリットボードの中心が合う様にセンタリングも調整します。
付属のビスにはワッシャーなどは付いてなく、そのままアルミ製のディスクに締込みます。この時に最後まで締めずに仮止めの状態で軽くビスを締めます。仮止めする事により角度がより簡単に調整することができます。
※GENTEMSTICKのスプリットでは、取付の際にビスの長さに細心の注意が必要になりますので、必ず事前にご相談下さい。
仮止めの状態で自分の希望するアングルにディスクをスライドして、角度を0°〜30°の間でセッティングします。この部分もVoile社にくらべ、かなりスムーズにスライドでき、また無段階に角度を決める事ができます。
そして2つ目のセッティングの方法は下のちいさなパーツを使ってセッティングする方法。
このパーツを使ってセット出来るバインディングは限られており、
・SPARK R&D 「ARC」「MAGNETO」
・BURTON 「HITCH HIKER」
・K2 KWICKER
※角度によって使用可能
上記のバインディングがこのパーツを使ってセッティングが可能です。また、このパーツを使う事により、より精度の高いセッティングが可能になります。
この場合はバインディングの裏に事前につま先とヒール側のディスクの間にパーツを挟みセットします。
センタリングをしっかりと確認して、バインディングをおき、仮止めして同じくスライドしてアングル等の調整してセッティングします。この2つ目の方法の方が、ウォークモードから滑走モードに切替の際にバインディングの抜き差しの際に引っかかりがなく、スムーズにスライドできバインディングをセットする事が出来ます。これはよく考えてあり、説明書にこの記載がありました。「SPARK PUCKS」をまだ、オンスノーで使ってないので、細かいフィーリングは分かりませんが、セット感は思ったよりも出来がよく、安心感がありました。
次に新しくなった、TESLA T1システムのバインディングのセットもしてみました。つま先のブラケットとパーツが一新したヒール部分のパーツ。 少し分かりにくいですが、つま先のブラケットには「V4」という刻印があり、TESLAでのクランポン使用時の差し込み部分の折れなどに配慮しクランポン差し込み部分の形状が変わったバージョン4というモノになります。
そして別売りのT1 HEEL LOCKERも合わせてセッティングしてみました。
T1 HEEL LOCKER ¥7,000(税別) http://www.sidecarshop.com/item/14922.html
新しい「T1 TESLA」システムの「SURGE」「ARC」のバインディングに使用出来るスキーモードとして使用出来るヒールロックのパーツとなります。昨年発売された「TESLA HEEL LOCKER」ははっきり言って駄作であり、僕自身も秋の立山に使用してみて、すぐに取り外した程出来の悪い物だったが、今回新しく「T1 TESLA」に変わったのはこのヒールロックの部分を一新する為にバインディングがモデルチェンジしたといっても過言ではないと思います。早速ヒールパーツの後ろにこのパーツを取り付けてみた。「T1 HEEL LOCKER」の為に裏側にはスライド用の溝があり、また、スライドした時にモード切替が明確に分かる様にプラスチック製のパーツに凹凸が付けられており、以前とは全く違う造りになっています。
つま先のブラケットとヒール部分のパーツを取り付ける際にはビスの長さにも要注意。同じビニールの袋に入っているが微妙にビスの長さが違い、黄色いネジ止め剤が付いている方がつま先のブラケット用、青いネジ止めが付いている方がヒール部分のパーツ用なのでご注意ください。
※GENTEMSTICKのスプリットでは、取付の際にビスの長さに細心の注意が必要になりますので、必ず事前にご相談下さい。
矢印が付いている方をノーズ部分にむけて取付します。
下記の写真がヒールロックしていない状態でウォークモードで使用する場合。ヒールロックのパーツが後ろに下がっている状態です。
そして、ヒールロックした状態ではバインディングの下の部分にしっかりと入り込み、スキーモードでバインディングのヒールがあがらずロックされた状態となります。思っていたよりもしっかりとロックされ、また、ロックと解放時のスライドも分かりやすく、「カチッ」となる様にパーツが作られています。長めの紐も付いていてグローブを付けていてもリリースがしやすそうです。
ハイバックも新しくなっていて、単品でも販売されている「RIP'N'FLIP HIGHBACK」これも良さそうです。SPARK R&Dの新しい発想で、ウォークモードと滑走モードのハイバックの角度を素早く簡単に変える事ができるシロモノです。
僕自身も今までも滑る時と登る時にハイバックを毎回調整しています。歩く時にハイバックが前傾に倒れているとスプリットの最大の利点である歩いている時に板を滑らせて、グライドする事がしにくく、滑る際にハイバックが立っているとバックサイドターンのレスポンスが悪くなるので毎回変えているのですが、今までのハイバックはロックがしっかりとしていて硬く、冬山の極寒期や風が強い時、またカチカチアイスバーンの場所などでの、モード変換でのハイバック調整は少しストレスを感じる時もありました。
今回のハイバックではフォワードリーン角度調整も自分で決めたまま、ハイバックを簡単に起こしたり、倒したりする事ができます。
下記の写真は滑走モード
下記はウォークモードのハイバックの状態。フォーワードリーンの部分のパーツをその名の通りフリップするだけで素早く角度調整ができます。これはイイ!!またハイバックの先端部分の形状も特徴的で歩く際により足が前に出せる様になりそうです。
フォワードリーンの角度はネジ式になっていて、自分の好きなハイバックの角度に調整可能。また、ハイバックの一番下の部分は大きな凹凸が付いていて、今までよりもハイバックが動きにくくなっているなど、色々な部分に配慮がされています。
今までのストレスを大きく改善したSPARK R&Dのスプリットボードバインディング。他にもいろいろなアップデートがされていますが、BLOGではコレ位の紹介にしておきます。あと一つの僕自身のストレスと言えば、スタンスの幅が狭く取れない事位でしょうか?スタンスを狭く取りたい方にはPLUMのスプリットバインディングですかね??スプリットボードに関しては、過去に試行錯誤を繰返し、現在のノウハウがあります。スキンやテールクリップ等のアイディアや、サイドカーでは他にも多数のスプリットアイテムをご用意しています。詳しくは店頭にてオーナーの新美までお問い合わせくださいね。
SPARK R&DのSIDECAR WEBSHOP
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http://www.sidecarshop.com/category/2309.html
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