先週八方で行われた 14-15 モデル GENTEMSTICK の試乗会に参加された皆様大変お疲れさまでした。
大盛況で終わった2日間、GENTEMの人気は衰える所を知りません。
バブルス君のプロデュースするHAPPO BANKS.どんな人でも楽しめるパークとして創造し、
それを日々メンテナンスするオペレーター秀君のお陰で素晴らしいコースを幅広い人が滑走していた。
僕もHAPPO BANKSを楽しんだその一人で、今回は2人の子供を連れて参加した。
HAPPO BANKSは、誰でも楽しめる事がその魅力の一つであると思う。
子供でも、大人でもターンが出来れば誰でも楽しめる。
僕の8歳と5歳の子供。
ネクストジェネレーションがスノーボードをHAPPO BANKSを一日中、本当に楽しんでいた。
左からZEN, ITSUKI, TENMA, RAN
ゲレンデの中にある平面のバーンではなく、RとRで繋がれた3Dの地形が楽しめる他には無いHAPPO BANKS.
これにこそ、スノーボードの純粋な楽しさが発見できると思う。
実は先日久しぶりにハイシーズンのニセコに行った。
多分6~7年ぶりだろうか?毎年12月のシーズン初めには行っているのだけど、
2月に行くのは本当に久しぶり。行っている間に降雪は全くなく、
1日目、ガスでカチカチ。
2日目、チセヌプリのバックカントリ=[まずまず]
最終日は朝のグルーミングを花園からアンヌプリまで流してみた。
その花園のパークにも久しぶりに興奮し、アドレナリンがでるのが自分でも分かる位楽しかった。
パイプの裏の壁に当て込み、キッカーの横にも当て込み、ターンで繋ぎながら何度も壁に当て込む。
造り手もパイプやキッカーのクオリティーだけでなく、その横の壁やRのつなぎ目まで丁寧に整備された
そのコースには本当に脱帽だった。
昔に比べスノーボードは本当に多種多様になった。パーク、ジブ、パイプ、パウダー、フリーライディングと
それぞれの人が色々な形で楽しむスノーボード。
しかし、そのスノーボードで必ず誰もが毎回する「ターン」
そのシンプルな「ターン」がどれだけ難しいかこの歳になって、再認識する今日この頃。
GENTEMSTICKにはその「ターン」=「原点」の楽しさを再認識できる素晴らしさがあると思う。
話が長くなりましたが、題名の通り14-15からのニューモデルの「STINGRAY」の試乗レポートです。
来期よりINDEPENDENT シリーズに新たに追加される「STINGRAY」
数値だけでは分からない事が多いのがスノーボードですが、
数値と試乗を合わせた感想をリポートさせて頂く。
工場はINDEPENDENT シリーズ同様にOGASAKAの国内生産。
もちろんハイクオリティな造りとソールが確保されている。
「スティングレイ」と「マンタレイ」とスペックの比較は下記の通り。
「STINGRAY」 「MANTARAY」
Length 1550mm 1540mm
※レングス=長さは1cm長くなっています。試乗した感覚はそれほど変わらないと....
但し試乗の印象は安定性が増したと感じました。
RunningLength 950mm 940mm
※ランニングレングス=滑走面長ソールが雪に付く長さこちらも同様に少し安定感が向上。
E.F.Edge 1180mm 1180mm
※エフェクティブエッジ=有効エッジ こちらは全く同じ数値...
Nose Width 306mm 312mm
※ノーズワイズ=ノーズ幅 マンタレイに比べ細くなり、エッジの食いつきは少し良く感じられました....
Waist Width 257mm 258mm
※ウェストワイズ=ウェスト幅 ボード中心の一番細い部分の幅が1mmこちらは同様に感じます....
Tail Width 282mm 290mm
※テールワイズ=テール幅 マンタレイに比べ8mmの細さ、テールの引っかかり感が少なく感じます....
Sidecut. R 8600mm 7150mm
※サイドカットラディアス=サイドカーブ半径 一番大きな変更点です。マンタレイに比べサイドカーブが大幅に
大きく、ユルくなりました。コレによりより大きなターンでターンの後半が楽しめる様に、
また、全体的なスピード感も少し向上したと感じます。
Setback -35mm -70mm
※セットバック=有効エッジと推奨スタンスを元にどれだけ後ろにバインディングをセットするか?
こちらも変更があり、セットバックが少なくなりました。スイッチも可能に....
Stance Width 480-560mm 480-560mm
※スタンスワイズ=スタンス幅 こちらはマンタレイと全く同じです。
Tapered 12mm 11mm
※テーパード=ノーズ幅よりテールの方が細くなっている数値、マンタレイよりも1mmテーパーがキツくなっていますが、
大きな差は感じられませんでしたが、数値をイメージよりも少なくなっていると正直思っていました。
Sidecut Dep. 24.5mm 27mm
※サイドカットデプス=一番広い部分と細い部分の差。サイドカーブがユルくなった分。ターンでのひっかかりが
大幅に改善されました。バックサイドのRの壁等でパンピングから飛びに行く際にノーズが少しズレ易かった事が
僕の滑走技術ではタマにあったのですが、サイドカーブが変わった事で、それも無くなった様に感じます。
Cam 1mm 1mm
※キャンバー=こちらは変更無しです。
コンディションに合わせてマンタレイ使用し、何年も乗り込んできた僕ですが、
マンタレイのサイドカーブの深さにより、雪が良い時などは踏みすぎると切れすぎて曲がり過ぎ、
ハイサイドを起こしそうになる事がタマにありました。しかしスティングレイのリリースにより、
サイドカーブが大きくなり、より自分の思ったラインに落とし込んだり、思いっきりボード踏み込む事が
出来る様になったと感じ、よりハイスピードでフリーライディングを楽しむライダーにはそれが安定感と共に
感じられる様になったと実感します。
マンタレイを試乗した後にスティングレイを試乗した一部ユーザーの
ファーストインプレッションは「曲がらない」「コケた」という声を聞きました。
コレに関してはサイドカーブの違いが顕著に現れていると思います。
ボードを倒して容易に曲がるマンタレイ、対局にボードを倒し込んだだけではそんなに曲がらず、
自分で踏み込んで曲げるボードがスティングレイ。
車で言えばオートマティック車がマンタレイ、マニュアル車がスティングレイという感じで言えば
分かり易いでしょうか?
さらに、この辺りを考えるとマンタレイがモデルとしてドロップにならずに継続されている所から、
「マンタレイ」=よりパウダー向けでセットバックも多く、タイトなセクションを細かくコントロールしたいユーザー他のメーカーのボードから乗り換えても乗り換え易い。
「スティングレイ」=より高速のターンを気持ちよく楽しみたい、ターンの後半を楽しみたいユーザー。サイドカーブの引っかかりが少なく、バンクや地形での遊びも十二分に楽しめる。
と大きく別れると想像されます...
アウトラインはマンタレイよりもスリムな感じで、キッズモデルのTittiのアウトラインがそのまま
大きくなった感じです。ノーズの感じ等もほとんど同じイメージです。
マンタレイのテストサンプルをはじめて見たのが玉井太郎氏の結婚式の時、2003年の秋だったと
記憶しています。それから約10年ついに人気モデル「マンタレイ」から「スティングレイ」がリリース。
マンタレイを最高なボードだと思っていた僕が、今はSTINGRAYに既に夢中です。
来期から発売になる、14-15のSTINGRAYはファーストモデル。
GENTENSTICKユーザーの記憶に残る1本となりそうな予感です。
この中部地方のフリーライディングフリークには是非1本GETして頂きたいモデルだと思いますヨ。
試乗レポートは僕個人の感想ですので、あくまで参考にして頂ければ幸いです。
実際は是非3月22日〜23日の試乗会にてGENTEMSTICKの新たなラインナップを
試して頂ければ間違いないと思います。
既に「STINGRAY」の予約も多数頂いております。
もちろん僕もその一人です(笑)是非STINGRAYのターンの気持ちよさを楽しんで頂ければ嬉しいです。
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