スプリットボード その1(シール編)
2010.01.30 Saturday
パウダー三昧も一段落。皆さんいいパウダー滑りましたか?
今年は雪の量もしっかりとあって、まだまだバックカントリーも楽しめそうです。
そこで今回は、故クレイグケリーも愛したスプリットボードの提案です。
バックカントリーに入る際には僕らスノーボーダーはバックパックにボードを担ぎ、
重いボードを背負ってスノーシューを履いて山を登ります。滑るときにはボードを履き、
バックパックにスノーシューを付けて滑ります。
その担ぐという事から解放されるものがスプリットボード。
数年前に一度burtonやいろいろなメーカーから発売されたのですが、その頃の日本では
まだ需要が少なく、無くなっていきました。
しかし去年くらいから一部のコア層でまたスプリットが使用され始めています。
そこで今回はそのスプリットの作り方を提案します。
SPLIT BOARDってなに?ってかたはこちらを。
まず今回製作にあたり使用したボードは「GENTEM STICK MAGIC38 SPLIT」
を使用、「※注ー未発売のモデルです」
下の写真で確認できるように、数年前に発売された「MAXFORCE SPLIT」と違い、
インサートホールが最初から「VOILE」用のホールが開いていて、
インビスの加工が必要が無くなりました。
そして使用したスプリットキットは定番のVOLIEの物を選び、
上記のMAGIC38にはBURTON用キットでスタンス角度等調整可能なホールが
開いているので下の物を使用しました。
Voile Universal Splitboard Interface for Burton S-series splitboard
しかしスプリット用の一部のパーツが足りないので、
写真のパーツだけは必要です。。。。
Voile Split Kit- (DIY)cut-your-old-board kit
ではまずはシールの加工から説明をしたいと思います。
シールとはスノーボードの滑走面に貼って、斜面を登るときに滑らないようにするもので、
前には滑る事はできるけど、後ろには滑らないようにする物です。
これのおかげでスノーシューが必要なくなる訳です。ちなみに山スキーでは定番のアイテムです。
●今回使用したシールはBLACK DIAMONDのスキン。
「クライミングスキン アセンション ナイロンSTS 140MM」
価格は¥21,000
今回色々と使用してみて、MAGIC38のテールのキックがカナリ少ないのとスワローテールの為、張り流しがよい感じに落ち着いてきた。
ボード先端とテールに引っ掛けるFIXEDタイプのラバーストレッチャーとエンドフックを使用してもよいがスワローのテールが結構、傷つき僕はぼろぼろになった為、張り流しに。。
●ノーズフックはACC14 ¥735
サイズは内径横幅70×縦幅20mm
●まずはスキンをボードの滑走面の中心に来るように置く。
(スノーボードの場合はノーズが全面カバーされないがまあOK.)
●ノーズのフックをまず場所決め、マーキング
●そして両端もマーキングして余分な部分をトリミング
●穴開け加工を千枚通しやポンチで行い、リベットを取付ける。
ノーズ部分もアウトラインにあわせてカットしてノーズは出来上がり。
●今度はテール部分を形状に合わせてトリミング。
●このスキンは真ん中部分に張り付かない部分があるので、テール部分のみは粘着重視でカットしました。
張り流しでなくストレッチャーなどでテールをフィックスした場合はカットの必要はありません。
●続いて横幅、スノーボードの場合は割れる内側のエッジは真っ直ぐなので、
そっちを基準にサイドカーブのある方のスキンをカット。
エッジから4mmずらしてカットすれば、両端2mmが開くことになり、
エッジ部分にスキンがかから内容に幅調整できます。
もう1本側部分を同じように加工して、スキンは出来上がり!!
紹介アイテムはサイドカーで取扱が有りますヨ。
是非お問い合わせください。
TEL 0566-27-0051
mail info@sidecar.co.jp